様々な可能性を秘める"電解水"。
弊社はいち早くその効能に注目し、普及促進活動を行ってまいりました。
電解水は,食塩などの電解質を添加した水,あるいは水道水等を弱い直流電圧で電解処理して得られる水溶液の総称です.電解処理の方法や添加する電解質の違いにより様々な種類の電解水が存在し,殺菌,消臭,洗浄,ヘルスケアなど非常に多様な用途に活用されています.
弊社では,各種電解水生成装置の販売・メンテナンスから,電解水を用いた試験(除菌効力測定試験等)の実施まで幅広く対応させていただきます.また,デモ機の貸し出し,弊社施設内での実演なども行なっております.
また,電解水を用いた研究成果を機能水学会および関連諸団体で発表しているほか,電解水に関する学術的な取り組みや啓蒙活動に積極的に参加しております.
無限の可能性を秘めた”電解水”を是非ご自身でご体験下さい!
電解水に関する疑問,質問等は何なりとお問い合わせ下さい.
強酸性電解水生成装置(有隔膜二槽式)の概略図
強酸性電解水は強酸性次亜塩素酸水とも呼ばれ,原水(原則として日本国内の水道水)に食塩(NaCl純度99%以上,かつ添加物を含まない)を微量添加した食塩水を有隔膜式電解槽内で電気分解し,陽極側から得られる次亜塩素酸を主生成成分とする酸性の水溶液を指します.反対の陰極側からは同時に副生成物としてアルカリ性(pH11以上)を示す強アルカリ性電解水が生成されます.
強酸性電解水は後述の微酸性電解水と共に2002年に厚生労働省から食品添加物として承認(官報第3378号(平成14年6月10日):厚生労働省令第75号・告示第212号)され,「NaCl濃度0.1%以下の食塩水を有隔膜式電解槽で電気分解して得られたpH2.2~2.7,有効塩素濃度20~60ppmの生成水」と定義されています.
図は有隔膜二槽式電解層による強酸性電解水(および強アルカリ性電解水)生成の概略図です.電解槽内の陽極では水(H2O)から酸素(O2)と水素イオン(H+)が,またNaCl由来の塩素イオン(Cl-)から塩素(Cl2)が発生します.陰極側には水(H2O)から水素(H2)と水酸イオン(OH-)が発生します.
強酸性電解水の最大の特徴はその殺菌ポテンシャルの高さです.次亜塩素酸水と比べると,より低い濃度で高い殺菌活性を示します.また,殺菌の際には菌の細胞に多面的にダメージを与え,DNAレベルまで損傷を与えていることが明らかとなっています.従って,他の殺菌料と比べると耐性菌が出現する可能性は極めて低く,現在までに耐性菌の報告はありません.
微酸性電解水生成装置の概略図
(森永エンジニアリング(株)「ピュアスター」大型機の例)
微酸性電解水は微酸性次亜塩素酸水とも呼ばれ,下図に示すように水道水などの原水に,「原水で希釈した塩酸(2~6%)を電気分解したもの」を混合することで生成します.小型の装置では,あらかじめ2~6%塩酸に調製した塩酸を直接電解し,原水と混合するシステムがとられます.電解槽内の陽極では塩酸を電気分解することにより塩素ガス(Cl2)が発生し,陰極では水素ガス(H2)が発生します.
微酸性電解水は強酸性電解水と同時に食品添加物として承認され,「2~6%の塩酸を無隔膜の電解槽で電気分解して得られたpH5.0~6.5,有効塩素濃度10~30ppmの生成水」と定義されています.
強酸性電解水よりもさらに低い有効塩素濃度,かつ中性に近いpHで高い殺菌力を持ち,各種食品の洗浄や厨房器具の洗浄殺菌など幅広く使われています.有効塩素濃度が低いため,特にカット野菜や果物などの洗浄に適しています.
また,近年では強酸性電解水同様,農業分野においても防除目的で利用され,大きな成果を挙げています.)から水素(H2)と水酸イオン(OH-)が発生します.
飲用アルカリ性電解水生成装置の概略図
飲用アルカリ性電解水,いわゆるアルカリイオン水は,乳酸カルシウムなどのカルシウム化合物(食品添加物に限る)を添加した原水を直接電気分解した際に陰極側に生成されるpH9から10の水を指します.陽極側に生成する酸性イオン水は「外用酸性電解水」とも呼ばれ,弱酸性のアストリンゼントとして美容に用いられます.
飲用アルカリ性電解水,いわゆるアルカリイオン水は,乳酸カルシウムなどのカルシウム化合物(食品添加物に限る)を添加した原水を直接電気分解した際に陰極側に生成されるpH9から10の水を指します.陽極側に生成する酸性イオン水は「外用酸性電解水」とも呼ばれ,弱酸性のアストリンゼントとして美容に用いられます.
強酸性電解水および微酸性電解水の特徴のひとつに殺菌ポテンシャルの高さが挙げられます.グラム陰性,陽性問わず細菌やウイルス,細胞壁の構造がより強固な抗酸菌,芽胞菌,また真菌(カビ・酵母)に対しても有効です.
右表は様々な病原性微生物に対する強酸性電解水の殺菌活性データで,一般的な細菌類は瞬時に死滅していることが分かります.酵母,カビについては1分以内,Mycobacterium属菌(抗酸菌)で2.5分,最も時間を要するBacillus属菌(芽胞菌)でも5分以内で死滅しています.
殺菌力は有機物の存在や,有効塩素濃度,温度などのファクターにより左右されますが,他の殺菌料と比べると顕著に低濃度,短時間での殺菌が可能です.
各種細菌および真菌に対する
強酸性電解水の殺菌ポテンシャル
アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社(旧アマノ・エコ・テクノロジー社)製の各種強酸性電解水生成装置を取り扱っております.お客様のご使用量に合わせて,様々なシステムのご提案をいたします.導入のための下準備から,設置,メンテナンスまで我々にお任せ下さい.
微酸性電解水生成装置は森永乳業(株)のピュアスターシリーズを中心に取り扱っております. 導入のための下準備から,システムのご提案,設置,メンテナンスまで我々にお任せ下さい!
また,微酸性電解水協議会会員企業として,微酸性電解水製品に関する情報や,学術的な話題などを 積極的に紹介させていただきます.
1時間の製造能力が300リットルの小型機種から,1時間10,000リットル以上の大規模機種まで,幅広いユニットをラインナップ.
シンプルな構造なので,同程度の能力を持つ従来装置に比べ,イニシャルコストを抑えることが出来ます.
希釈方式のため,希釈率を変更するだけで簡単に濃度を変更できます.
食品はもちろん,食品製造プラント,食品加工器具,調理台,調理器具,食器などの殺菌にも適しています.
電解に必要な電力は,ピュアスター水1トン当たり約0.16KWhです.また,隔膜は使用しないため,隔膜の消耗・交換の心配はありません.
原料水全てがピュアスター水になります.原料水は飲用できるものであれば全て使用可能です.また,電極洗浄などが不要なため,フルタイムで製造できます.
高い能力を持ちながら装置サイズはコンパクト.省スペース設計です.
森永エンジニアリング(株)ピュアスターパンフレットより
工業用途の強アルカリ性電解水生成装置はアマノメンテナンスエンジニアリング株式会社(旧アマノ・エコ・テクノロジー社)製の電解洗浄水精製装置Σ3000を取り扱っております.機械・金属・エレクトロニクス分野の工業洗浄に,界面活性剤などの化学物質を使用しない,地球に優しく新しい水系洗浄システムをお試し下さい.
アルカリ性電解水は,廃水処理負荷の大きい界面活性剤を含んでいないため,発泡性も無く,油水分離が容易です.
原材料は水と無機塩類だけ.火気による爆発の危険性も無く,取り扱いがきわめて安全です.ランニングコストは1リットル当たりわずか1円と,他の洗浄剤と比べても低コストです.
アルカリ性電解水は一般の工業洗剤に比べて容易に洗い流すことができます.工程によっては,エアーナイフによる水切り,温風乾燥などでリンス工程を省略することも可能です.
研磨剤などの粒子,大気中から付着した粒子状の汚れに対し,優れた洗浄効果を発揮.洗浄工程における粒子の際付着を抑制します.
自動車部品製造工場(塗装前洗浄),液晶パネル製造工場(ガラス面洗浄工程)