細菌数の測定: 一般生菌,大腸菌群,大腸菌,腸球菌,緑膿菌,サルモネラ菌,リステリア菌
鮮魚介類(貝類,甲殻類含む),冷凍魚介類,野菜,各種冷凍食品,麺類,穀類,飲料(乳酸飲料含む),ミネラルウォーター, 果実,アイスクリーム類,惣菜,レトルト食品, 食品製造用水
製造施設内の空気中に漂う浮遊微生物は,製品の微生物汚染を引き起こす原因の一つとして細心の注意を払う必要があります.弊社では,高性能エアサンプラーを用いて,製造施設内の様々な箇所で空中浮遊微生物測定を行ないます.後述の「付着微生物測定」と合わせて実施すると効果的です.
※エアサンプラーの短期レンタルも行なっております.お気軽にお問い合わせ下さい.
製造施設内の床面や壁面,また製造機器・器具類に付着する微生物も製品の微生物汚染を引き起こす原因の一つとなります.弊社では,スタンプ培地による検査やふき取り検査を用いた.前述の「浮遊微生物測定」と合わせて実施すると効果的です.また,簡易的なチェックとして後述の「ATP拭き取り調査」があります.
ATP(アデノシン三リン酸;C10H16N5O13P3 )は全ての生物体にエネルギー源として存在する物質です.その存在の有無,あるいは量を測定することで,その場所に生物が存在している(いた)かを推定し,衛生度を簡便にする測定することができます.弊社では,ルシフェラーゼ法を用いたハンディタイプのATP測定器により,製造施設内の衛生度を調査いたします.
衛生感覚を身につける目的で,作業スタッフ自身の手指の検査をするケースが多くなっています.微生物汚染した手指で作業者が環境を汚すことの無いような,事前の教育的検査が必要です.これにより,作業スタッフ一人一人の衛生に対する意識が向上し,製造施設全体の衛生状態をより良好な状態にすることが可能になります.弊社スタッフが直接お伺いして,パームスタンプ法による調査を実施いたします.
日本微生物クリニック株式会社ではお客様のプライバシーに配慮して検査を致します. 検査結果の取扱には細心の注意を払い,お客様が安心して検査していただけるよう心がけております.
製品や製造現場から検出された微生物は,以降の衛生管理に重要な意味を持ちます. 日常的な検査においては,所定の方法で得られた菌数を記録されていると思いますが,例えば「一般生菌数」として検出される菌には非常に様々な菌種が含まれています. また,同じ属に分類される菌でも,種によって性質が大きく異なる場合があります. そのため,検出微生物については種までの同定が不可欠です.
JMCでは最新のDNA解析技術を用いた同定試験を中心に,迅速で正確な同定試験を実施しております. 同定された菌種について,一般的な性状(生育至適温度,分布域など)やバイオセーフティレベルなどの情報を含めてご報告いたします. 試験内容の詳細については「微生物の同定試験」をご参照下さい.
作業現場から検出された微生物の抑制対策として,耐熱性,耐UV性,各種製剤,各種酸性電解水などに対する抑制試験を実施します. 実際に検出された微生物を指標とすることで実場面に合わせた結果を得ることができ,各種条件を合理的に設定することが可能になります. 前出の「検出微生物の同定試験」と併せて実施すると,より効果的です. JMCでは,菌の検出から単離,保存,抑制試験までの流れを速やかに実施いたします.