サンプル中の異物を顕微鏡で観察しながらその形態状況や数を的確に把握します.特に,純水中に不純物のひとつとして存在する微生物(特に細菌)の把握にとって不可欠な測定方法です.また,粒子径別に異物を定量し,フィルターのポアサイズの選定などの判定に有用です.「JIS-K-0554 超純水中の微粒子測定方法」に準拠し,特異性のある場合は独自の測定方法により実施いたします.
直接検鏡法によりフィルターに捕捉した微粒子を測定する方法で,通常のメンブレンフィルターではなく,Nucleporeフィルターが不可欠です.この方法により,微生物の死骸や様々な粒子を形状を把握しながら観察することが可能になりました.この方法のオリジナルは,弊社社長の発想から誕生し,弊社の技術の基礎の一つとなった重要な技術です.
超純水100ml〜1000ml,及びご希望量のサンプル中の生菌数測定を行ないます.「JIS-K-0550 超純水中の細菌数試験方法」 に準拠し,特異性のある場合は独自の試験法により実施します.
この試験には長時間培養と短時間培養の2つの試験条件があります.例えば,超純水系の検査の場合,存在する細菌のタイプから長時間培養を選択するなど,目的に沿った条件を選定することが重要です.
超純水中の微細領域の微粒子の形態観察,定量に不可欠な測定です.
0.1μm,0.05μmの微細領域の微粒子は,単体粒子として存在するだけでなく,凝集をしたコロイド状の異物として多く認められます.高解像のSEM(scanning electron microscope=走査型電子顕微鏡)によりそれら異物の状況確認をすることが重要です.
超純水中のTOC(Total Organic Carbon; 総有機炭素)の測定をいたします.測定下限値は30〜10ppbとなります.
サンプル容器は弊社より処理済のものを発送いたします.常水のTOC測定も対応しておりますので,詳しくはお気軽にお問い合わせ下さい.
超純水中のシリカの測定をいたします.測定下限値はサンプルに応じて5ppbと0.1ppbの二通りのグレードでお受けいたします.サンプル容器は弊社より処理済のものを発送いたします.
超純水に含まれる微量イオンの分析をいたします.
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